「103万円の壁」という言葉。皆様は耳にしたことがありますか？
令和7年12月1日から施行される所得税にまつわる税制改正と、それに伴い年末調整への影響が原因でこの「103万円の壁」が騒がれております。
これについてよく分からない方が多くいると思いますので
上記①～⑥の計6回に分けて簡単に説明していきます。
今回はいよいよ最後の⑥となります。
【年末調整】とは「給与所得に係る税金である所得税を正しく計算して過不足が無いかを確認し、あればそれを調整する手続き」のことを言います。
今回は所得税に関係する税制改正なので、【年末調整】への影響も多大です。
例えば、改正によって新たに扶養控除等の対象になった親族がいる従業員が出てくる可能性が高いので確認する必要があります。
控除額も変化しているため、収入等に変化があまりなくても、去年とは税額が大きく変わっていきます。
特に新制度である【特定親族特別控除】によって、昨年度から書類の形式が変化していること、その新制度を適用するには「給与所得者の特定親族特別控除申告書」の提出が必要な点には要注意です。
最後に国税庁からの留意事項を貼って解説を終えたいと思います。
税理士法人 池袋会計事務所
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